初志貫徹!初心を忘れずに

皆さんこんにちは。新高2担当の青山です。

今年も残すところあと僅かです。私はまだまだやり残してしまっていることが多くあります。皆さんも今年中に片付けられる問題はすべて片付けて、気持ちよく新年を迎えられるように準備していきましょう。

一年が過ぎるのも早いもので、今年度の共通テストもあとわずかになりました。私は何度も共通テストを受けてきたので、正直受験が終わった今も尚、なぜか精神的にくるものがあります。特に東進で受験生が頑張っている姿を見ると、なお更感じます。

私は現在金沢大学、医薬保健学域、医学類に通っています。

金沢大学は他の大学と違い、学部学科制ではなく、学域学類制になっています。

将来的には医師となり多くの命を救い、その人たちの幸せや喜びを共に築き上げたいと考えています。

今回のブログでは、

①なぜ私が医師になろうと思ったのか

②これを読んでくださった医学部志望の皆さんは何をしなくてはならないのか

今までお話したことがなかったので良い機会ですからお話しします。医学部受験生も多少は参考になるかと思いますので、少し長くなりますがお付き合いください。

なぜ私が医師になろうと思ったかですが、きっかけは母の病気でした。私が小学6年生のころに癌が見つかり、早期発見だったため命には別状なかったですが、子どもだった私には非常に心を痛める出来事でした。その時母を治してくださった医師の姿を見て、自分もこういう仕事をしてみたいなという思いが漠然と出てきました。

中学に入り、私は部活(バスケットボール)に精を出し、勉強は一切せず中学生活を過ごしました。とはいっても中学三年生になれば高校受験もありますし、そのときはさすがに勉強していたと思いますが、結果的に間に合わず第一志望の高校には落ちてしまい、滑り止めの高校に行くことになりました。高校では勉強にシフトし、良い大学に行こうと決心しました。

高校に入り、父も脳血管の病気で倒れました。私にとって大切な両親が二人も大きな病気に罹ってしまい、私としても、なんとも形容しがたい気持ちになったのを今でも覚えています。

学校でも文理選択や将来の進路について決めなくてはならず、本格的に医学部を目指そうと思い立つようになりました。私はずっと金沢大学の医学類志望だったのですが、具体的な志望校はオープンキャンパスに行って決めました。

しかし、高校時代の私は成績も不十分で周りからは無理だろうと言われ続けてきました。それでも私は諦めず学習を続けましたが、現役は結果が振るわず浪人を決意しました。浪人中もなかなか思うように成績が上がらなかったり、勉強ばかりで頭がおかしくなったり、さらには医学部を諦めて違う道で生きていこうとまで考えたこともあります。

それでも私が受験を続けてこられたのは両親のおかげです。両親は医師を志す私を誇りに思ってくれ、応援しサポートしてくれました。

合格した今、本格的に医師として働くのはまだまだ先の話ですが、改めて両親に感謝し日々精進していこうと思いました。

私の話はここまでにして、今医学部を目指しているあなたは何を考え、何をすべきでしょうか。考えてみてください。自分で考えることは大切です。

面談をしていて、医学部志望の子になぜ医学部に行きたいのかを聞いても、「なんとなく」と返ってくるケースがほとんどです。当然、若い高校生の皆さんに具体的に将来のことを決めろといっても無理だと思います。生きていく中で多くのことを経験し、考え、成長し、決めていけることだと思います。ですから、今将来のことを決めることは少々酷であると私は感じます。

ですが、今できることもあります。それは将来のことを調べることです。東進でも将来の役に立つコンテンツが多く配信されています。そういったツールを用いたり、自分で調べてみて、やりたいこと、やってみたいことを探しましょう。もちろん無理に決める必要はありません。調べてみるだけで十分です。

そして、もう一つできることとして「勉強」することです。

東進での受講や学校での授業を通して学習することにより、成績を上げることで自分の将来の可能性を広げることができます。

長くなりましたが、自分の将来を考えることは難しいことです。漠然としたまま、なんとなく大学に入る人が多いというのが現状です。それは医学部でも同じことです。

みなさんは将来どんな人間になりたいですか?

これを読んだきっかけに考えてみてはいかがでしょうか。

それでは、良いお年を!