独り言

今年の夏は暑いですね。という言葉を毎年言ってますが暑いもんは暑いです。冷房の効いた空間で今日も今日とて暮らしてます。

大学院生になるとTAという仕事があり、先生の授業の手伝いをしてます。その中の仕事の一つが大学生のレポートを採点です。採点業務はしてみると面白く、授業の理解度を測るにはレポートというのは理に適っていると思います。レポートを採点していると思うのが議論が甘い部分があるなということです。これは高校数学の答案にも言えることでせっかくわかっていても、点数が減点されてしまいます。例を挙げてみましょう。

問,√(3-2√2) を簡単にしなさい。

答,√(3-2√2)=√(1-√2)^2 =1-√2

この答案の間違いはどこかわかりますか。そうですね、1-√2は負の数なので二つ目のイコールは成り立ちません。きちんと書くならば、√(1-√2)^2 =|1-√2|=√2-1となります。 こういったミスを無くすには模範解答をしっかり読むことが大事です。解答の一文はなぜあるのか、その一文がないとなぜまずいのかを考えてみてほしいです。そして、自分で解答書くときは疑いを持って書いてください。本当にそれで十分なのか、忘れている条件はないかその事実は常に成り立つのか。慎重さが数学の答案作りでは重要になります。