寝る子は育つ

こんにちは、高3担当の石山です。最近は、最高気温が25度を超える日が多く、まだ5月なのに夏になった気分です。このままいくと夏はどれほどの暑さになってしまうのか心配です。皆さんも暑さに負けずに勉強も部活も頑張りましょう!!

さて、いきなりですが、みなさんが毎日行っていることでとても大切なことがひとつあります。何かわかりますか?“勉強?”“友達とお話しすること?”“スマホを触ること?”“いいえどれも違います。”正解は「睡眠」です。睡眠には体力の回復だけでなく、心のメンテナンスや記憶の整理といった様々な良いことがあります。せっかく皆さんが毎日行っている良いことなのですから、睡眠を改善し、一日を気持ちよく過ごしましょう。というわけで今回は睡眠についてお話したいと思います。

まず睡眠のいいことをいくつかあげます。

1.体力の回復

人間は寝ている間に身体を構成する細胞を作り直して回復をします。また寝ている間はエネルギーが節約されるので日中に酷使された脳や各臓器の活動が落ち着きます。もし睡眠をとらないとこれらが休む暇がなく、どんどん疲労がたまり病気になりやすくなったり、免疫が低下したりしてしまいます。

2.心のメンテナンスと記憶

人間の脳は寝ている間に一日に起こったことを整理します。その際に不必要な情報を切り捨て、必要な情報だけを残す処理をします。これによって覚えたいことはより鮮明に覚えることができ、その日あった嫌なことも起きたら嘘のようにすっきりしているというわけです。次の日試験があるからといって徹夜するのはあまり効率のよい方法ではなく、ある程度で見切りをつけて寝たほうが、より覚えていられます。(それでも夜更かしするのはおススメできませんが…)

ここまで睡眠のいいことについて話しましたが、みなさんは睡眠というものは夜だけのものだと思っていますか?実はそれは間違いです。睡眠は起きた瞬間に次の睡眠に向けた準備が始まります。朝から準備するのは高校生のみなさんには難しいと思いますので、ここでは寝る前にできる睡眠の準備の例をいくつかあげようと思います。

1.一日6~7時間寝ることを目標に

睡眠は一日に6~7時間とるのが良いとされています。次の日には学校がありますから、個人的には23時~24時の間に寝ることをお勧めします。そんなに早く寝られないという人は早起きをするようにしましょう。すると夜には疲れて早く寝られるようになります。

2.寝る前はスマホを触らない

よく言われることですが、ブルーライトを浴びて思うとかえって寝られなくなってしいます。まったく触るなとは言いませんので、せめてスマホの設定を「おやすみモード」にするとかスマホを見ながら寝落ちしたりすることのないようにしましょう。

3.寝る一時間前から部屋を少しずつ暗くする

いきなり明るいところで生活している状態から簡単には寝られません。まずは寝る一時間ほど前から部屋の明かりを少しずつ暗くし、寝る準備を始めましょう。

高校生のみなさんには毎日やりたいことがたくさんあり、時間は常に足りないと感じていると思います。そんな時にまず削られてしまうのが睡眠です。ですが、先ほど述べたように睡眠には様々な良いことがあります。睡眠を削って次の日のパフォーマンスが落ちてしまうのはもったいないです。むしろしっかり寝て次の日を100%の力で過ごすほうがきっといいに決まっています。今一度自分の睡眠について考えてみて下さい。

「最高の一日は、最高の睡眠から」