デザートは別腹⁉
こんにちは、高3担当の石山です。久しぶりの更新となりました。最近遅めの梅雨に入り、蒸し暑い季節となりました。日差しがないことはいいことですが、じめじめしていて気が滅入ってしまいますね。もうすぐ梅雨も明けるかと思いますので、もうしばらく我慢したいと思います。
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さて今回は、脳の面白い話でもしようと思います。よく“デザートは別腹”という言葉を聞いたことはあると思いますし、実際にお腹いっぱいでもなぜかデザートは食べることができるという経験があると思います。一体なぜでしょうか。本当にお腹が別にもう一つあるのでしょうか。それともお腹いっぱいだと感じても実際はまだ余裕があるということでしょうか。皆さんも考えてみて下さい。
正解は、
“脳からの指令によって、デザート用の新しいお腹(胃)のスペースが作り出されている。”
でした。
これはどういうことかというと、お腹がいっぱいになった後、おいしそうなデザートを見ると脳の前頭前野という目や鼻などの感覚器官からの情報を整理する部分が摂食中枢を刺激します。続いてオレキシンという摂食促進物質が放出され、胃の動きが活発になります。すると胃に入っている食物の一部が腸に送り出されて胃にスペースができます。これによって別腹ができているわけです。実際にデザートを見なくてもオレキシンは分泌されます。だから飯テロは見るだけでお腹が空いてしまうわけですね。ですからダイエットをしたい人はまず美味しそうなものを見ないようにしましょう。