診療放射線技師って?
こんにちは、高3担当の木間です。
涼しくなってきてかなり過ごしやすくなってきましたね。季節の変わり目なので、風邪をひきやすくなり、またインフルエンザなどが流行ってくるので、体調管理をしっかり行いましょう!
今回は、私が学習している診療放射線技術学とその大学生活についてご紹介したいと思います。進路に迷っている高1,2生や放射線系の学科を目指す受験生の参考になればいいな、と思います。
私は現在、金沢大学 医薬保健学域 保健学類 診療放射線技術学専攻の2年生として勉学に励んでいます。みなさんは診療放射線技師という職業をご存じですか?いまいちピンとこない人もいるかなと思います。私は「レントゲン技師さん」と言っている方が多いイメージがあります。そのとおり、一番皆さんが身近に感じる代表的な仕事としてはレントゲン写真の撮影があります。他にもいろいろな方法があるのですが、そういった体内の撮影を行ったり、後はがんの放射線治療にも関わったりします。放射線を使えば普通のカメラでは撮影できない体内の様子まで診ることが優れものですが、扱いを間違えれば人体に大きな被害が及びます。放射線のプロフェッショナルである診療放射線技師が病院にいることで安全に放射線を医療現場で利用できている、ということです。
大学では、放射線が体を透過する仕組み、機器の仕組み、扱い方などなど細かいことまで学びます。大体の学習の流れとしては
1年生:基礎教養(数学や物理)
2年生前半:ひたすら座学
2年生後半から3年生:座学と実験
4年生:研究と病院実習
大学で4年間学習をして最後に診療放射線技師の国家試験を受けます。
卒業後の進路としては病院就職が多いですが、他にも医療機器メーカーで放射線の知識を活かし、研究員や販売員として企業に就職するという進路もあります。また大学院で研究をする人も少なくないです。
学科の勉強では数学と物理をがっつり使うので、この学科を目指す人は高校のうちから頑張っておいて損はないと思います。私は高校で生物化学選択だったのですごく不安でしたが、先生が分かるように授業してくれて、また生物の知識を使う授業もあるので生物選択の方も心配ないです。
長くなってしまったのですが、この記事を見て医療放射線に興味を持ってくれたら幸いです。もし聞きたいことがあれば東進でぜひ聞いてください!