自分らしさ
こんにちは、高3担当の野村です。
暖かくなったと思えば急に冷え込み、また暖かくなる、なんだかそわそわする今日この頃です。
今回は勉強とは少し離れて、私の体験について書きたいと思います。
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先日、初めての一人旅をしてきました。場所はベトナムです。大学生の間に未知の場所で一人旅をしてみたくて、この春休み中に一人でベトナムに行ってきました。思った通りの新鮮な経験ばかりで、楽しかったというか疲れたというか、何とも刺激的な時間でした。そんな旅の中で特に印象に残る出来事がありました。初日にホーチミンという大都市に、次の日にカントーという比較的小さな町へ、そしてまたホーチミンに帰ってくるという旅程で旅をしました。最初にベトナムに到着し足を踏み入れた街がホーチミンでしたので、東京とホーチミンとの差を肌で感じ、「ベトナム来たー(途上国だー)」というファーストインプレッションでした。その後カントーに着いた際には、さらなる野性的な土地に「ディープなとこまで来ちゃったー」という感覚でした。そこからホーチミンに帰った時、不思議なことに、あまりに発展した都会的な街並みに、一度見たはずの光景もとんだ大都会に来たような感覚に陥ったのです。同じ街並みを見ているはずなのに、これほど違う印象を受け取ることに非常に驚きました。
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これはいわゆる、相対評価の結果だと考えます。しかしよく考えれば、評価ということ自体、なにかと比較してそのものを見るということ。それでは、そもそも相対評価の逆にあたる絶対評価は存在しないのではないかとふと思いました。
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みなさんは他人と比べて、自分らしさは持っていますか?そもそもその人たる所以は、他の人と比べてその人が際立っている点、特異な点であると考えます。特徴、個性、チャームポイント、いろいろな言葉で言い換えられますが、みなさんの自分らしさは何でしょうか。今後社会に出ていく人間として、自分らしさというものは大事にしたいものです。他人と比べることが全てだとは思いませんが、自分だけが持つなにか、そんなものがあったら人間として深みが出て、より魅力的な存在になっていけるかもしれませんね。
